シガ公の正体……降ってきたのは神様!?

父親の転勤を機におばあちゃんとの 二人暮らしを始めたノウチ。

両親と離れて暮らすようになって3日ほど過ぎた頃、ノウチが台所で料理を作っていると、中庭からもの凄い音がした。

シガ公はとっても食いしん坊

どっす〜ん!!

おそるおそる中庭に出ると、庭のほこら近くに誰かが倒れている。
グギュルルル〜ン、お腹の鳴る音がした。

( お腹が空いてるのかな?)

ノウチがおにぎりをあげると、それはスンスンと臭いを嗅ぎ、大きな口を開けると、一口で食べてしまった。

「助かったよぉ〜。ところで君はおいらが見えるんだね」
( 人には見えないはずなんだけどなぁ〜)

「だって見えちゃうもん……。それに困ってるんでしょ?わたしでよかったら力になるよ」

このたった一言を発したがためにお人好しのノウチは新人の山の神シガ公を一人前にするため、山ノ内町を案内することになる。
この出会いがノウチの日常を大きく変えることになろうとは、まだ知るよしもなかった。